2009年02月19日

海馬 その2 【脳のネットワーク】

・30歳を過ぎると、繋がりを発見する能力が非常に伸びる。
(30までに構築したネットワークをどんどん密にしていく時期に入る。
今まで一見違うと思われていたことが、実は根底では繋がっていると
気付き始める)


・一個一個の細胞はネズミも人間も同じ。
何が違うかと言うと、細胞(都市)の繋がり方である。
つまりネットワークのパターンが違う。
人間同士でも繋ぎ方に個人差がある。これが個性。
情報が通る量の抵抗が上がると道が増える。

個性が無いとどうなるか
→全員で一緒に好きなものを食べたら毒で全滅・・・

神経細胞はタフでへこたれず、使えば使うほど密になる。
へこたれないと言うのは、都市設計の予算はたくさんあると言うこと。
この場合の予算はグルコース(ブドウ糖)
まさに炭水化物こそが脳の唯一無二の栄養である。


・「脳はどんどん細胞が壊れていって、頭は悪くなっていく」
というのも間違いで、実際に壊れているのは使っていない無駄な部分。
それよりも、使われている細胞がいかに密にシナプスを形成するかの方が重要。


・脳は疲れない。疲れるのは目など。
「区切りのいいところで終わりにして、続きはあとで」というのもよくない。
区切りのいいところからちょっと進めてから休憩を取った方がいい。


・脳の働きはほとんどが無意識の動きで、
いろんなものを適当にランダムにくっつけている。
その典型が「夢」である。
夢は「記憶の再生」で記憶にあるものしか出ない。


・脳はつじつまを合わせる。(整合性)
見たいものしか見ないという主観的で不自由な性質を持っている。

だから、つじつまを合わせるために無意識にウソを重ねていく。
これを利用したのが警察の誘導尋問。
「お前が犯人だろ?」とずっと言われていると、
自分が犯罪を犯したかのように記憶がすり替わってしまう。


■関連記事
海馬 その1
海馬 その2 【脳のネットワーク】
海馬 その3 【脳の役割】
海馬 その4 【側坐核】

海馬―脳は疲れない (新潮文庫)
タグ:海馬
posted by macky at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書メモ
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